top of page
  • 執筆者の写真

小5生徒さん響きを聴くレッスン

今日は小5の生徒さんのきらきら星変奏曲のレッスンでした。

今日はオンラインレッスン。

たまにオンラインというのも良いです。

なぜなら、生徒さんのおうちでのピアノの響きの状態を私も一緒に聴くことが出来るからです。


今日はモーツァルトのきらきら星変奏曲のレッスンの中で、音の余韻、響き、音が鳴り響いて減衰していく過程をおうちのピアノでも聴くように意識してもらいました。


例えばフォルテの和音の後に、次の小節ではピアノで小さく演奏するような時、

メトロノームのような機械的なテンポの取り方ではなく、しっかり耳を使って音を聴き、響きが減衰していくのを自分の耳で感じているかいなかで、次の音の大きさや歌い方の美しさは変わります。


音楽的に美しく表現出来るかどうかは、

最後は自分の耳が頼りです。


そういった意味ではメトロノームを

かけながら曲の練習をすることがあるとしたら、これは耳の弊害をわざわざ作っているに等しいです。


ピアノの音はいつでも減衰していきます。その減衰の速度は、出した音の大きさ、打鍵の速度など様々な要因で変わります。ピアニストはそれを聴きながら次の音の大きさや歌い方そのものを導き出しています。

これがあるからこそ、微妙な速度の揺れが伴い、音楽に心地よい揺らぎを感じたり、逆に音楽に推進力を感じて引き込まれていったりします。

メトロノームは機械なので、その様な事は全て無視して同じ速度で左右に動き続けます。

当然ながら、余韻や響きは減衰しきる前にぶつ切りにならざるを得ません。


なので私のレッスンではメトロノームは殆ど登場しません。


小5の生徒さんもそれはわかっているので、普段から自然な歌い方が出来ています。

ちょうど歌の歌詞の言葉尻を丁寧に聴くような、若しくは言葉の子音までよく聴くような、

そんな細やかな耳の使い方をしていく、

レッスンとなりました。


オンラインでも集中して全てのバリエーション弾けてきました🎵


StellaMusicaピアノ教室











閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ピアノの上達+α

子供のピアノレッスンには色々なスタイルがあると思います。 例えば私が受けてきた子供の頃のレッスンは所謂スパルタ系レッスンです。 そのレッスンで良かったことと、 悪かったことを考えてみると、、。 良かったことは、、、わかりません。 もしかしてないかもしれません。 ピアノを続けてきたことは私の中で、 一番良かったことですが、 スパルタだから続いたのではなく、 ピアノ自体、音楽自体の魅力が大きいからだと

トバイアスマテイコンクール予選通過

お二人の生徒さんがトバイアスマテイコンクールの予選を通過し、本選(最終選考)に挑戦することになりました。 おめでとうございます✨ お二人とも共通して、 演奏を熱心に楽しみながら、 ご自分で頑張って楽譜を読んで難しい曲に立ち向かい、 レッスンでは音楽の表現を追及していく気持ちを諦めずに持ち続けて挑まれました。 後は1月の本選まで、じっくりとご自分の演奏を磨くのみです。 そのために私もしっかりと学んで

全日本ピアノコンクール全国大会へ

生徒さんお一人が全日本ピアノコンクール全国大会への審査に通過致しました。 はじめてのコンクール、予選、ブロック大会と通過する度にドキドキだったと思います。 昨日の夕方、ホームページ上での結果待ち、またまたドキドキしましたが、よかったですね✨ おめでとうございます✨ コンクールは生徒さんと保護者の方が希望された場合に、 課題曲や時期を考慮してご提案しています。 昨日までのおさらい会で、 人前で演奏す

bottom of page