幼児期のピアノレッスン、
特に初歩の初歩は遊び感覚で、
本人が楽しい、なんだろう?と興味を持ちながら進めることが私のレッスンの大前提です。
しかし、この遊びには沢山の仕掛けがあります。
いつしかお子さんの成長と共に、
この遊びが、ピアノを無理なく楽しく弾く技術へと実を結ぶための、
見えない糸を張り巡らせるような作業です。
メトードローズという楽譜は、
私も幼児の頃に使用しましたが、
やっぱり良く出来ています。
右手のメロディは、豊かに奏でる腕や体全体にも気を配ります。
左手もありがちな伴奏型に留まらず、
右手同様にメロディを奏で、
柔軟な頭と耳を養います。
普段、幼児の生徒さんには少し読みにくい所もあるので、使わない事も多かったのですが、やはり必要な事が沢山鏤められていて、最近またレッスンでも取り上げるようにしています。
幼児さんでも楽譜をしっかり読み、
集中して練習出来るようになるには、
特別なことはいりません。
少しずつ、楽しいと思えるレッスンの中で、集中力、根気を身に付けて、
お家での練習を習慣化すること。
又、挑戦したいと思える前向きな気持ちを保てるよう、保護者の方にもいつも温かく応援頂いています。
Commentaires