今日は小5の生徒さんのきらきら星変奏曲のレッスンでした。
今日はオンラインレッスン。
たまにオンラインというのも良いです。
なぜなら、生徒さんのおうちでのピアノの響きの状態を私も一緒に聴くことが出来るからです。
今日はモーツァルトのきらきら星変奏曲のレッスンの中で、音の余韻、響き、音が鳴り響いて減衰していく過程をおうちのピアノでも聴くように意識してもらいました。
例えばフォルテの和音の後に、次の小節ではピアノで小さく演奏するような時、
メトロノームのような機械的なテンポの取り方ではなく、しっかり耳を使って音を聴き、響きが減衰していくのを自分の耳で感じているかいなかで、次の音の大きさや歌い方の美しさは変わります。
音楽的に美しく表現出来るかどうかは、
最後は自分の耳が頼りです。
そういった意味ではメトロノームを
かけながら曲の練習をすることがあるとしたら、これは耳の弊害をわざわざ作っているに等しいです。
ピアノの音はいつでも減衰していきます。その減衰の速度は、出した音の大きさ、打鍵の速度など様々な要因で変わります。ピアニストはそれを聴きながら次の音の大きさや歌い方そのものを導き出しています。
これがあるからこそ、微妙な速度の揺れが伴い、音楽に心地よい揺らぎを感じたり、逆に音楽に推進力を感じて引き込まれていったりします。
メトロノームは機械なので、その様な事は全て無視して同じ速度で左右に動き続けます。
当然ながら、余韻や響きは減衰しきる前にぶつ切りにならざるを得ません。
なので私のレッスンではメトロノームは殆ど登場しません。
小5の生徒さんもそれはわかっているので、普段から自然な歌い方が出来ています。
ちょうど歌の歌詞の言葉尻を丁寧に聴くような、若しくは言葉の子音までよく聴くような、
そんな細やかな耳の使い方をしていく、
レッスンとなりました。
オンラインでも集中して全てのバリエーション弾けてきました🎵
StellaMusicaピアノ教室
Comentários