
先日小学1年生の男の子の体験レッスンをさせて頂きました♪
楽しくお話ししながらのレッスンでしたが、お互い真剣であっという間に40分経っていました。ピアノ経験ありの生徒さんだったので、演奏してもらいながら、今後の課題を見つけていきました。
じっくりとゆっくり慎重に、少し鍵盤を押さえ込んで弾かれていたので(緊張もあったかな?)、体や手の使い方やリズムを感じてもらうために、私の手に生徒さんの手を乗せてもらい、模範演奏すると、生徒さんは感覚的に色々と掴んだ様子で、何度も試して弾いてくれました。
ゆっくり両手で弾いていた曲がこの時間の中でスムーズに弾けるようになって、生徒さんご自身もとても嬉しそうな表情が印象的でした。
一通りレッスンし、お母様には、レッスンの進め方についても、お話しさせて頂きました。
その中で、私のレッスンでは、教材をⅠ頁目から順繰り進めることがほぼない、ことをお伝えしました。
ひとつの教材を長く使い込んでいくと分かるのですが、楽譜によっては、Ⅰ頁目から順繰りとレッスンを進めてしまうと、お子さんによっては練習が息詰まってしまうことが意外と多くあります。
教材は、勿論吟味されてレベル順に大体なってはいるのですが、
だからといってそのまま与えてしまってもなかなか上手くいかないので、そこが指導者の腕の見せ所というか…こちらも色々と考えながら教材を使わなければと思うところです。
これは長年ピアノ講師をしている、
母のレッスンで学んだことでもあるのですが、曲同士の関連性を自分の目で見極めていくと、生徒さんによっては、
例えばこの2頁目のの曲が出来たら、じゃあこの15頁目の曲も同じよな手の動きで出来そう!とか、この生徒さんなら、こっちの曲から始めた方が興味が持てるので導入として良いだろ、などの見極めが効くようになります。
また、ひとつの教材から派生して、
違う教材にも飛んでいって、
「さっきの曲が上手に出来たから、きっとこっちも弾けるよ!」と案内してあげると、生徒さんも集中力を切らさずやる気になってくれます。
そして「弾けた!」と表情がパッと明るくなります。
指導者としてもとっても嬉しい瞬間です。
…こうして、この生徒さんはこの日、
入会が決まりました。
そして帰りに、「もー絶対ここにしか通わない!あーたのしかった!
さよーならー!せんせい、がんばってくださーい!」笑 と応援の言葉まで残してくれました。
4月から楽しみにしてます♪
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